■ ほのほ / spitz

【課題曲名:ほのほ / spitz】←クリックで歌詞サイトへ

「これが最期かもしれない」


任務中に負傷して絶望の淵に追い詰められた時。
いままでずっと「気のせいだ」と心の隅に追いやっていた想いが溢れ出す。

自分の気持ちに嘘をついてその想いとは向き合わず逃げて来た。
彼女に対してもそんな素振りは一切見せずに今日まで来た。


敵に追い詰められ、攻撃が彼女に及んだ。
咄嗟に身体が動いて彼女をかばう。


驚いて俺を見上げる瞳が涙で揺れる。


「これが最期かもしれない」
そう思ってしまった。

言葉にしたら無様な台詞も今なら言えてしまう。
嘘じゃないと彼女に分かってもらえるまで伝え続ける。
答えを聞くことが出来るかは分からないけれど。

−END−


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スピッツは大好きなのですがアルバムの曲までは知りませんでした。
そんな中でいまいさんからの課題曲として入っていたのがこの曲。

スピッツの曲は穏やかな曲が多いのですが穏やかな雰囲気の中にアツい気持ちが込められている曲もたくさんありますよね。
この曲は特にそう感じました。

任務中にまさかの絶体絶命な状況。
そこに攻撃を受けるサクラをかばって致命傷を負うカカシ先生という場面を想像してみました。
いつも飄々としている昼行灯なカカシ先生。

医療忍術でも治療が間に合わないかもしれない状況下で涙を流してカカシ先生に声を掛けるサクラに対して「これが最期かもしれない」と心の奥底にしまっておいたサクラへの気持ちを伝える。
「教え子だから、部下だから」
自分の中にあるサクラへの感情に気付かないふりをしてきたけれどこれが最期ならと伝えたくなってしまうようなお話をまた書いてみたいです。


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